パイナップルを逆さに保管するとさらに美味しくなる?選択方法や料理法についても詳しくお伝えします!

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パイナップルを逆さまに保管すると、その風味が増すと聞いたことはありますか?
具体的にはどのように保管するのでしょうか?

この記事では、パイナップルを逆さまに保管する方法やその美味しさを最大限に引き出す食べ方、そして、より美味しさが際立つパイナップルの選び方について、一つひとつ丁寧に説明していきます。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

パイナップルの美味しさを引き出す、頭下に保管する方法は本当に効果があるの?

パイナップルを頭部を下にして保管すると、より美味しくなる、という話を聞いたことはありませんか?

実はこれ、全体のパイナップルを手に入れた際、頭部を下にして保管するだけで、味が向上するという事実が確認されているのです。

では、なぜ頭下にすると美味しさが増すのでしょうか?その理由を以下に詳しく解説します。

パイナップルを頭下に保管すると甘さが増す理由:
甘さを引き立てる成分は重い
甘さを引き立てる成分が下部に集まる
頭下にすることで、甘さの成分が全体に行き渡る
甘さを引き立てる成分は、その重さから自然と下部に集まる性質があるので、下部に甘さが集中する傾向があります。

その結果、頭部と下部で糖度に約3度の差が生じ、「頭部は甘さが足りない」「美味しくない」と感じることがあるかもしれません。

しかし、頭部を下にして保管しておくと、下部に集まった甘さが頭部にも広がります。

これにより、パイナップル全体に甘さが行き渡り、美味しくなるまで、一晩以上頭下の状態で待つことがおすすめです。

パイナップルの頭部を下にして保管する方法

それでは、パイナップルを頭部を下にして保管する具体的な方法について、以下の3つのポイントで説明します。常温と冷蔵という異なる条件の保管方法について説明する前に、どちらの場合でも共通の注意点を挙げます。

逆さ保存法によるパイナップルの保管方法

まず、パイナップルの逆さ保存をする際、葉が邪魔になることがあります。なので、葉の根元を1cm残す程度に切り取っておくと良いでしょう。

ただし、葉を手で無理に引き抜くと、果実部分が破れてしまう可能性があります。その場合、破れた部分から腐敗が始まるので、葉は必ずナイフで切り取りましょう。

逆さ保存を行うとき、パイナップルの底部は特に腐りやすいため、衝撃から保護することが大切です。

さらに、パイナップルの皮がしっかりして弾力があり、甘い香りが漂っている場合、室温で保管することができます。その際、安定しないパイナップルを適切な大きさの容器に入れて倒れないようにすると良いでしょう。ただし、室温での保管は2~3日間で食べ切ることをお勧めします。

一方、パイナップルが熟して甘い香りが強く、底部の皮が柔らかい場合は、腐りやすいため、室温での保管は避けた方が良いでしょう。そういった状況では、すぐに食べるか、余った部分は冷蔵庫で保存しましょう。

すぐに食べる予定がない場合は、パイナップルをそのまま冷蔵庫で保存することを推奨します。

冷蔵保存の方法としては、パイナップル全体を新聞紙で包み、野菜室に逆さにして保管します。新聞紙で包むことで、パイナップルは乾燥や低温障害から守られ、風味と新鮮さが長持ちします。この一手間を惜しまず新聞紙で包んでみてください。冷蔵保存でも、4~5日で食べきることをお勧めします。

パインのスライス保存法

パインをスライスすると、カット面から徐々に劣化が始まります。そのため、丸ごと保存するよりも、その保存期間は短くなります。

パインを半分に分けても、皮を付けたままでは室温での保存は困難です。そのため、冷蔵もしくは冷凍保存が推奨されます。

その際、皮を剥いで一口以上の大きさに切り、冷蔵または冷凍で保存すると良いですよ!

では、それぞれ冷蔵と冷凍の方法について詳しく説明しましょう。

冷蔵保存の場合

冷蔵庫で長く保存したいときは、一切れずつラップで包んで空気に触れないようにします。

すぐに食べきれない場合、一口サイズより大きめに切ってラップで包むと、その作業が楽になります。

そして、ラップで包んだパインを密封容器に入れ、二重に密封して保存します。

冷蔵保存の場合、目安としてはおおよそ4日以内に食べきることをおすすめします。

砂糖を振りかけて保存する方法もあるのですが、それだと1週間ほど長持ちしますが、食べる際のフルクトースと砂糖の摂取量に注意が必要です。

そんなときは、少量ずつ無糖ヨーグルトに加えて食べると、甘さが和らぎ、適度な味わいになります。

冷凍保存の場合

冷凍保存は、冷蔵保存よりも長く保存できますが、それでも1~2ヶ月以内に食べきることをおすすめします。

冷凍保存の際も、一切れずつラップで包み、ジップロックなどの保存袋に入れてから冷凍します。

食べるときはそのままアイスキャンディーのように食べても良いですし、半解凍してヨーグルトなどのトッピングにすると美味しいですよ。

冷凍保存では、食べ方のバリエーションが冷蔵保存時よりも増えます。

また、冷凍するとビタミンCや抗酸化物質の含有量が増えると言われています。

パインを冷凍すると、ビタミンCや抗酸化物質の含有量が増加するという報告もあります。保存期間だけでなく、栄養価もアップするので、ぜひ試してみてください。

冷凍保存のメリットを理解すれば、「早く食べきらなければ!」と焦る必要はなくなります。

「半分はそのままの味を楽しみ、残りの半分は冷凍パインを味わう」なんて考え方もあると、楽しみが増えますね!

パイナップルの白い粉状物質、それはフルーツの新鮮さを示すブルーム(果粉)です!

パイナップルを手にとった際、白い粉っぽいものを見つけて、「えっ、これはカビ?」と思ったことはありませんか?

しかし、その白い粉は実はブルーム(果粉)というものなのです。これはぶどうの表面にも存在し、果物が自然に生成し脂質から形成されるものです。

ブルームは雨や病気から果物を守る働きを持ち、さらに水分が蒸発するのを防ぐという重要な役割も果たしています。それゆえに、ブルームが見つかるということは、その果物が新鮮で良い品質を持っている証拠なのです!

ただし、一見カビに見える白いものが実際にカビだった場合もあるため、見分け方を覚えておくと安心です。綿のような質感であればそれはカビで、一方、粉のような質感であればそれはブルームです。

ブルームは新鮮さの証明ですので、見つけたら安心して食べていただいて構いません。もしもカビと判明した場合でも、皮を少し厚めに剥けば中身には影響がないので、そのまま美味しく食べることができます。

パイナップルの味がイマイチでも大丈夫!料理で美味しく変身させましょう!

「保存方法を工夫すれば美味しさが増すはず」と期待していたのに、食べてみるとイメージと違った。そんな経験、皆さんも一度はおありですよね。

しかし、そんなパイナップルでも、料理の一部として使えば美味しく楽しむことができます。さあ、一緒にパイナップル料理を作ってみましょう!!

パイナップルを活用した料理のアイデアをご提案します。

【メインディッシュ】
パイナップルステーキ
パイナップルと豚肉のロール

【サラダやデザート】
ビジタブルサラダ
フルーツとヨーグルトのサラダ
フルーツポンチ

【メインディッシュ】

◆パイナップルステーキ
パイナップルは肉との相性が良いとよく言われます。それは、パイナップルに含まれる酵素が肉を柔らかくするからです。

このレシピの魅力は、骨付き肉を使っても肉を切ったり叩いたりする手間が省けることです。

パイナップルステーキを作る際は、肉の上にパイナップルを乗せてラップし、1~2時間置くだけで肉が柔らかくなります。

◆パイナップルと豚肉のロール
切ったパイナップルを豚肉で巻き、軽く塩とコショウをふってからフライパンで焼きます。

チーズも一緒に巻くバリエーションもぜひ試してみてください。

調味料は控えめにし、食べる際に焼肉のタレやしょうゆ、ケチャップなどをお好みでかけると更に楽しめます。

【サラダやデザート】

◆ビジタブルサラダ
パイナップルの甘さと酸味は、どんな野や食材とも相性が良いです。色々な食材と組み合わせてみてください。

例えば、トマトやキュウリ、アボカド、サツマイモなどの野菜、またはチーズや生ハムなどもおすすめです。

◆フルーツとヨーグルトのサラダ
無糖ヨーグルトに、パイナップルやバナナ、りんご、キウイなどのフルーツを加えると美味しいサラダになります。

パイナップルが甘さに欠けていても、他のフルーツの甘さが補ってくれます。

◆フルーツポンチ
フルーツの缶詰があれば、パイナップルが美味しくなかったとしても簡単にフルーツポンチが作れます。

ここでも、パイナップルの酸味が全体の甘さを引き立ててバランスの良い美味しさになります。

【おまけ】パイナップルの芯の活用法

パイナプルの芯は固くて甘さが少ないため、つい捨ててしまいがちですが、もったいないと感じたことはありませんか?

そんな時は、ジャムやドライフルーツなど、固いパイナップルの芯を甘く柔らかくするレシピがありますので、ぜひ試してみてください!

おいしいパイナップルの見つけ方

パイナップルをお店で買うときには、見た目や香り、重さなどをチェックして、最高の一品を見つけましょう。

以下に、絶品のパイナップルを見極めるためのポイントをご紹介します。これを参考に、自分だけのパイナップル選びのコツを身につけてみてください。

おいしいパイナップル選びの秘訣:
・ボトムが少し広がっている
・甘く香ばしい匂いがする
・底部がしっかりと弾力がある
・持ったときに重みがある
これらの特性は、パイナップルの底部に甘さが集中している、というイメージを持つと覚えやすいかもしれません。

パイナップルの保管法と美味しく食べるコツ

この記事では、パイナップルの保存方法とその美味しさを最大限に引き出す秘訣をお伝えします。パイナップルは逆さまに保存すると、糖分が均等に広がり、全体が甘くなるのです。具体的な方法は、葉の付け根を切り落としてから新聞紙に包み、野菜室や常温で保管すると良いでしょう。

また、カットしたパイナップルを保存する際には、ラップを使用します。冷蔵保存する場合は密閉容器、冷凍する場合は密閉袋に入れてください。特に、冷凍保存するとビタミンCや抗酸化物質が増えるのでおすすめです。

パイナップルの表面に白い粉(ブルーム、つまり果粉)が見られる場合もありますが、これがカビだと思ったら皮を厚めに剥きましょう。

逆さ保存しても十分に甘くならない場合は、料理に使ってみてください。パイナップルの酵素は肉を柔らかくする効果があり、サラダやデザートにも良く合います。

そして、美味しいパイナップルを選ぶポイントは、下部がふっくらと膨らんでいること、甘い香りがすること、お尻部分が弾力があること、そして重みを感じることです。

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