様々なパイナップルを楽しむ!一押しの品種とその最良の食べ頃をお伝えします

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「どのパイナップルが最も美味しいのだろうか?」
パイナップルは年間通して手に入るフルーツですが、特定の時期だけで市場に並ぶ特別な品種もあります。

今回は、日本国内で購入可能な美味しいパイナップルの品種と、その旬の時期。さらに、最良の食べ頃を一挙にご紹介します。

美味探求!各種パイナップルの魅力

日本で見かけるパイナップルの大部分は海外からの輸入品で、特にフィリピン産が主流となっています。その他にも台湾、アメリカ、コスタリカからも供給を受けており、国内産である沖縄産のパイナップルも、少ないながらも人気を博しています。

食用とされるパイナップルの種類は約200種類存在すると言われていますが、今回はその中から日本で入手可能な8種類をご紹介します。

ボゴールパイン(通称:スナックパイン)

台湾生まれのこのパイナップルは、「スナックパイン」としても知られています。名前の通り、皮の部分を手軽に摘んで食べることができます。

この種類の特徴は、酸味が少なく甘さが際立つ点です。また、沖縄本島や石垣島で栽培されています。

出回りやすい時期:5月~7月
産地:沖縄

ハワイ系パイナップル

ハワイから沖縄に導入され、そこから生まれたのがハワイ系パイナップルです。

「スムースカイエン」という世界的に生産量の多い種類がその起源で、正式には「N67-10」と呼ばれます。甘さだけでなく、適度な酸味とのバランスが絶妙で、香り高く果汁がたっぷり詰まっています。

主な出回り時期:6月~7月
産地:沖縄(特に石垣島)

台農17号(金鑚パイン)

台湾から輸入される「台農17号」は、その控えめな酸味と強い甘さが特徴です。また、「金鑚(きんさん)パイン」とも呼ばれています。

通常食べられない芯まで甘さが広がり、果実全体が柔らかいため、全体を味わうことができます。

主な出回り時期:4月~7月(特に5~6月)
産地:台湾

ゴールデンパイン

ケチャップや缶詰製造で有名なデルモンテ社が開発したパイナップルが「ゴールデンパイン」です。甘さと香りが強く、果肉はその名前の通り黄金色です。

「デルモンテゴールド」として親しまれており、パイナップルジュースの製造にも利用されています。

主な出回り時期:通年(特に春~夏)
産地:フィリピン

ハニーグロー

ハニーグローはデルモンテ社が開発したパイナップルで、ゴールデンパインを超越する品質が特徴です。

その果実は美味しそうなゴールド色で、果肉はまろやか。甘さと香りが最大限に引き立てられています。

主な出回り時期:通年(特に春~夏)
産地:フィリピン

スウィーティオ

「スウィーティオ」は、ドール社が開発した日本人向けのパイナップルで、酸味が控えめで甘さと香りが際立つ特徴があります。

特に皮が黄色くなってから収穫する「スウィーティオパイナップル ゴールド」は、酸味がさらに少なく甘さが増します。

主な出回り時期:通年(特に春~夏)
産地:フィリピン

ピーチパイン

沖縄生まれの「ピーチパイン」は、その名の通り桃のような香りがする小ぶりのパイナップルです。果肉は白く、上品な甘さがあり、酸味や刺激感が少ない品種です。

その果肉の色から「ミルクパイン」とも呼ばれています。

主な出回り時期:6月中旬~7月末(沖縄本島産)/ 5月~7月下旬(石垣島産)
産地:沖縄

ゴールドバレル

「ゴールドバレル」は、沖縄で生まれた高級品種のパイナップルです。大きな果実は樽のような形をしており、美しい黄金色に輝いています。

そのゴールド色の果肉は非常に甘く、ジューシーさが特徴です。酸っぱさやエグミはほとんど感じられず、芯まで柔らかいです。

栽培が難しく収穫に時間がかかるため希少ですが、国産パイナップルの中でも最上級品とされ、非常に美味しいと評判です。

主な出回り時期:7月(沖縄本島産)/ 5月~7月下旬(石垣島産)
産地:沖縄

パイナップルの選択と最適な食べ頃の見極め方

パイナップルは成熟度に応じて収穫され、そのままの状態で市場に出されます。そのため、店頭で見かけるパイナップルは基本的に食べ頃と言えるでしょう。

とはいえ、パイナップル一つ一つには個々の違いがあります。そのため、以下のチェックポイントを抑えて、より良い品を選びましょう。

・香ばしく甘い香りがする
・底部を軽く押すと適度に柔らかい

「皮の色は選び方に影響するの?」と思うかもしれませんが、パイナップルの種類によっては、十分に熟していても皮が緑色のままのものもあります。そのため、色だけで選ぶのは難しいです。

カビが底部に見られたり、過熟して表面が粘ついていたりするパイナップルは避けてください。

もし、硬くて酸っぱいパイナップルを選んでしまったとしても、室温で保存することで酸味がマイルドになり、食べやすくなることがあります。ただし、パイナップルは追熟しないので、甘さは変わらないことを覚えておいてください。

まとめ

パイナップルには、成熟度や季節によって、それぞれに特有の美味しさがあります。それだけでなく、品種によっても味に微妙な違いがあるので、色々な種類を試すことをおすすめします。

特に、国産パイナップルは供給期間が決まっているので、そのシーズンを見逃さないように注意しましょう。

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