自宅で干し柿を作る方法:家の中での乾燥方法と、ネットを使った安全対策

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干し柿を自分で作りたいという思いがある一方で、「どの場所で柿を乾燥させるべきか」について迷ってしまう、というのはよくある悩みです。

屋根の下が使用できない、柿を吊るす適切な場所が見つからない、排気ガスなどの影響が心配、虫が近寄ってくるのは避けたい、などの問題があります。

通常、干し柿は「屋外」で乾燥させて作られますが、これらの問題に直面すると、「どうにか室内で干し柿を作れないものか?」と考えてしまうことでしょう。

しかし、「室内」で干し柿は作れるのでしょうか?

私自身も、干し柿を「屋外」で乾燥させることに抵抗感があり、「室内で干し柿を作るためにはどうすればいいのか?」と詳細に調査しました。その結果、室内での作成方法や乾燥させる際のコツなど、多くの情報を見つけることができました。

今回は、同じように干し柿の家庭での作成について悩んでいる方々のために、これらの情報をまとめて紹介します。

特に、家の中で干し柿を作る際に、どの場所で乾燥させると美味しい干し柿ができるのかについて、詳しく解説します。

干し柿作りに適した場所はどこ?自宅での最適な環境とは

自宅で美味しい干し柿を作るためには、適切な場所を選ぶことが大切です。特におすすめなのは以下の3つの場所です。

使われていない部屋
冷蔵庫の中
扇風機のある場所
最も大切なことは、柿にカビを生えさせないことです。カビが発生せずに、柿を吊るしておくだけで自然に美味しい干し柿が完成します。これは、まさしく「カビとの戦い」と言えるでしょう。

干し柿作りがうまくいかないということは、カビが生えてしまった(つまり、柿が腐ってしまった)ということです。カビが好む環境を作ってしまうと、干し柿は全滅してしまいます。私自身、室内で干し柿を作った経験がありますが、カビで失敗したこともあります。その原因は、カビが繁殖しやすい環境で干し柿を作ってしまったからです。

それでは、どのような場所で干せばカビが生えにくいのでしょうか?以下にそれぞれの場所について詳しく説明します。

使われていない部屋
人が生活している部屋では、食事をしたりエアコンを使用したりすることで湿度が高くなり、カビが生えやすい環境となります。そのため、干し柿を作る際には人の出入りが少ない部屋を選ぶと良いでしょう。そうすれば、湿度が不必要に上がることはありません。また、窓から日光がたっぷり入る場所で干すと、より良い結果が得られます。
冷蔵庫の中
冷蔵庫の中は乾燥しており、温度も低いためカビが生えにくい環境となっています。また、虫やホコリの心配もありません。ただし、スペースが限られているため大量の干し柿を作ることは難しいですし、その間はそのスペースを他のものには使えません。そのため、冷蔵庫で干し柿を作るのは、少量の場合や冷蔵庫に余裕がある場合に適しています。
扇風機を併用する
使われていない部屋がなく、生活スペースで干し柿を作る場合には、扇風機を活用すると良いでしょう。扇風機を一日中稼働させて風を当て続ければ、干し柿がうまく乾きます。エアコンの風で代用することも可能ですが、干し柿が完成するまで風を当て続ける必要があります。
干し柿作りには「時期」「気温」「干す場所」「風通し」が重要ですが、特に「風」は重要な要素です。風が当たり続けることで乾燥した環境を保つことができ、柿の乾燥も順調に進みます。

干し柿はじっくり時間をかけて干すことで美味しさが増します。そのため、長期間干す必要があります。その間、温度や湿度の変化により、カビが生えてしまう可能性があります。

私は以前、ピンチハンガーを使って室内で柿を干しましたが、洗濯物と一緒に干してしまったため、湿気が多くカビが生えてしまいました。もし扇風機を使って風通しを良くしていたら、結果は違っていたかもしれません。

柿の乾燥テクニック:ネットを使った方法

室内で柿を乾燥させるとき、ホコリが気になるという方には、ネット付きの乾燥籠が便利です。この籠を使うと、ホコリだけでなく虫や鳥からも柿を守れますし、屋内外問わず使えます。

この乾燥籠は、柿だけでなく、

・野菜の乾燥
・キャンプ時の食器乾燥
・魚干し作り
などにも使えて、大変便利です。

私自身もこの「乾燥籠」を持っていて、毎日使うわけではないですが、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるので、とても重宝しています。

「乾燥籠はいらない」と思う方は、多くの洗濯ばさみがついたピンチハンガーと洗濯ネットを使って、乾燥籠の代わりにすることもできます。

乾燥させる柿の量に応じて、洗濯ばさみの数や大きさを選べるピンチハンガーが便利です。100円ショップで「ピンチハンガー」と「洗濯ネット」が手に入るので、それらを組み合わせて乾燥籠の代用とするのも良い選択です。

洗濯ネットは、ピンチハンガーと乾燥させる柿が全部入るような大きさを選びましょう。

ネットを使って柿を乾燥させると、

・ホコリや小虫からの保護
・良好な風通し
・移動の容易さ
といったメリットがあります。

干し柿の自宅作りについて

自宅で干し柿を作ることは十分可能ですが、カビ対策として適切な環境を整えることが大事です。室内で干し柿を作る際の最適な場所を見つけるために、以前ご紹介した「室内干し適地」の情報を活用してみてください。

屋外で干し柿を作ることに抵抗がなければ、干しカゴの使用を検討してみるのも良いでしょう。屋外であっても、洗濯物を干すような場所やバルコニーなど、屋根のないスペースでも問題ありません。

日中はバルコニーに干し、夜になったら室内に入れて扇風機で風を当てるといった、屋内と屋外を上手く使い分ける方法をおすすめします。ネット付きの干しカゴやピンチハンガーを使えば、移動も手軽にできますね。

干し柿作りに興味がある方にとって、この情報がお役に立てば嬉しいです。

これまでに柿や干し柿に関してお伝えした内容を、目次を使って簡単に確認できるよう整理しました。必要な情報にすぐアクセスできるようになっていますので、ぜひ参照してみてください。

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