自作の干し柿作り:最適なタイミング、必要な温度、そして最良の場所は?

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干し柿って、とても美味しいですよね。

「スーパーで手に入る干し柿」を、あっという間に食べきってしまう経験はありませんか?そんな時は、ご自宅で干し柿を作ってみてはいかがでしょう?自作の「干し柿」を思う存分楽しむことが可能です。

しかし、自宅で干し柿を作るには、

・一体いつが最適なタイミングなのか?
・干し柿作りに必要な気温はどれくらいなのか?
・また、どの場所で干すのが最適なのか?
など、事前に知っておくべきポイントがあり、「失敗」を避けることができます。

そこで、今回は「自分で干し柿を作ってみたい!」と考えている皆様向けに、干し柿作りのポイントである「最適なタイミング」や「適切な気温」、「干す場所」について、具体的に解説していきたいと思います!

干し柿を作る最適な時期とは?

干し柿を作る最適な時期は、通常、11月の中旬頃とされています。これは秋が深まり、初冬を迎える頃のことを指します。ただし、住んでいる地域の気候やその年の気候変動によっては、11月でも比較的暖かい年もあるでしょう。

そういった場合は、寒さが厳しくなってきたり、乾燥が進んできたり、雨の日が少なくなってきたなどの状況を参考に最適なタイミングを見極めましょう。

暖かい時期や湿度が高い時期、雨が頻繁に降る状況では、干し柿にカビが生えやすくなります。一旦、干し柿にカビが生えてしまうと、その柿は食べられなくなってしまいます。これは、カビが目で見えるようになった時点で、そのカビの菌糸は干し柿全体に広がっているからです。

作り上げた自家製の干し柿が食べられなくなってしまうのは、非常に残念なことですよね。そうならないためにも、干し柿を作るタイミングは非常に重要な要素であり、それを忘れずにいてくださいね。

最適な乾燥柿作りの気温は?

乾燥柿を作るのに最適な気温は、15℃以下と言われています。

以前にもお話しした通り、乾燥柿作りに最適なタイミングは「11月中旬以降」です。その情報に加えて、「15℃以下」の気温も重要なポイントとして覚えておきましょう。

15℃以下と言えば、「紅葉が美しい季節」、「北風が心地よく感じる時期」、または「そろそろ暖房が必要になる頃」を想像することでしょう。

とは言え、朝晩は寒いのに日中は15℃を超えることもあれば、寒い日が続き、乾燥柿作りを開始した途端に気温が上昇することもあります。

乾燥柿作りでは、皮を剥いだ直後に乾燥させることが肝心です。皮を剥いてから乾燥させる際は、表面をしっかりと乾燥させ、「カビ」の発生を防ぐ必要があります。

私自身は、「天気予報」を一週間先まで確認し、

・急に気温が上昇する日がないか
・雨が降る予定はないか
・晴れの日が多いか
をチェックしています。

2~3日後に雨が降る予報が出ていたり、気温が上がる見込みがある日は、乾燥柿作りは一旦延期します。その際、渋柿があらかじめ用意してある場合は、冷蔵庫で保存しておくと良いですよ。

最適な柿の乾燥場所はどこ?

柿を乾燥させるためには、風通しの良さが重要な要素となります。風通しの悪い場所で柿を乾燥させると、「失敗する可能性」が高まります。

乾燥させる「時期」や「気温」も大切ですが、それ以上に「風通しの良さ」は必要不可欠です。「風を通じて柿を乾燥させることで、最高の状態を作り出せる」と言えるでしょう。

湿度が高い場所や気温が高い場所では、カビが生じやすくなります。そのため、柿を乾燥させる場所は、

日が当たる
乾燥している
気温が低い
風が通る
雨が直接かからない

といった条件を満たす場所が理想的です。
日差しが強すぎると、乾燥した柿が黒くなってしまいますが、乾燥し始めの段階では紫外線がカビの発生を抑える助けになります。

乾燥していて、気温が低く、風が通り、雨が直接当たらない場所。これらの条件が、昔から軒下に柿を吊るして乾燥させる理由です。

しかし、現代の住宅では「軒下に柿を吊るす」ことが難しい場合もあります。そんな時は、

バルコニー
室内 で柿を乾燥させてみてください。
バルコニーならば、「洗濯用のクリップハンガー」に柿を吊るして乾燥させることができます。雨が降ってもすぐに室内に移動させることが可能です。

一方、室内では「湿度が高くて温度も高い状態」になりやすいです。私も室内で柿の乾燥を試みた結果、残念ながらカビが生じてしまいました。

人が生活していると気温や湿度が上がるため、室内で柿を乾燥させる際には「使用していない部屋」で行うと良いでしょう。また、「風通しの良さ」は室内では難しいですが、一日中扇風機を柿に向けておくことで、乾燥した環境を作り出し、カビの発生を防げます。

まとめ

手作り干し柿の作成における重要な要点は次の通りです。

11月の半ばごろから始め、
気温が15度以下に下がった時に、
風通しが良く、寒い場所で干すのが良いでしょう。

干し柿が理想的な環境に置かれると、後は放っておくだけで、日々成熟して美味しくなる干し柿が出来上がります。

あなたが干し柿作りを始めるきっかけになれば、とても嬉しいです♪

ここでは、これまでにお伝えした「柿」や「干し柿」についての情報を一覧表にまとめています。干し柿の作り方についても【画像付き】で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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